山村留学は、子どもたちに豊かな体験の場を提供します
子どもたちが心豊かに成長していくためには、学校での学習や子ども同士の交流はもちろんのこと、地域社会や豊かな自然の中で幅広い体験を得ることも大変重要なことです。
しかしながら今、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が未だ終息に不安を残す中、学校は長期にわたる休校を強いられ、自然体験活動などの子ども向けの教育活動についてもことごとく中止となり、子どもたちの体験の場の多くが奪われてしまっています。
今後、第2波、第3波の懸念もある中では、暫くは平常時のような学習環境はなかなか望めません。また、週末や夏休みなどを利用した多数の子どもが集う体験活動も、感染拡大の懸念から従来のような実施は難しくなってくるかもしれません。
こうした状況の中、「山村留学」が担う役割は一層増してきていると考えています。
山村留学では、四季を通した多様な自然体験活動だけでなく、集団生活を通した生活力の向上や地域住民との心温まる交流、きめ細やかな学習指導を実現できる小規模校への通学など、幅広い体験を獲得することが可能です。
現に5月末までの学校休校期間であっても、専門指導員※1や地域住民の指導の下、農業体験やキャンプなどの多彩な活動をしながら、日々子どもたちは体験を蓄積してきました。
また、一年間という長期にわたる活動のため、数泊の子ども向けキャンプのように不特定多数の子どもが短期間に出入りすることも少なく、ある程度固定化されたメンバーの中で活動していくため、比較的容易に感染対策を講じることができるのも大きな利点です。
「小さい子どもを親元から離すなんて」「一年間は長すぎる」とお考えになる保護者の方もいるでしょう。
しかし、人生100年時代といわれるこれからの長い人生で考えれば、1年ないし2年はあっという間であり、そこで得られる体験は何よりも代えがたいものになると確信しています。
子ども一人ひとりが能動的に体験の獲得を目指す山村留学に、今こそお子様を送り出してみませんか?
※1山村留学には様々な形態があり、専門指導員がいない(ホームステイ方式や家族方式など)場合もあります
2022/3/1
NPO法人全国山村留学協会