山村留学ガイドライン チェックシート 1.運営団体
Q.1
運営団体は公に認められた団体ですか。
 山村留学は、公益法人や教育委員会、地域住民組織、NPO法人など、様々な団体が運営しています。
 公に認められた団体の場合は、社会的な信用度も高く、しっかりとしたシステムの上で運営されていることが期待できます。
 また特定の宗教との関わりが深いと、純粋な教育活動が損なわれる場合もあるので注意が必要です。

どのような団体が運営しているか確認しましょう。


Q.2
運営団体は特定の宗教と深い関わりのない団体ですか。
 山村留学は、公益法人や教育委員会、地域住民組織、NPO法人など、様々な団体が運営しています。
 公に認められた団体の場合は、社会的な信用度も高く、しっかりとしたシステムの上で運営されていることが期待できます。
 また特定の宗教との関わりが深いと、純粋な教育活動が損なわれる場合もあるので注意が必要です。

どのような団体が運営しているか確認しましょう。


Q.3
運営団体は山村留学の目的を文章化していますか。
 山村留学は青少年教育活動として創設されましたが、小規模校対策や過疎対策として開設されるなど、地域の実情に合わせた様々な目的と形態の中で運営されています。
 運営サイドがどの点に重点を置いて活動しているのかを知らずに参加することは、意見の食い違いに繋がる可能性があり、「折角参加したのに残念だった」などという結果にもなりかねません。
 子どもの力を育む教育活動として運営されているのか、もしくはそれ以外の目的もあるのかなど、口頭ではなくしっかりと文章化されていることが重要です。

参加者の期待と運営サイドの方針とのギャップを避けるために。


Q.4
運営団体の責任者は明確になっていますか。
 山村留学は一年間という長期間の体験プログラムです。
 保護者の元を離れての生活が続きますので、運営責任者と直接会って話すことができたり、責任の所在がはっきりしていれば、万一のトラブルの際にも迅速な対応が期待できます。
 また、特定の人物のみの意見や方針で運営されるのではなく、複数の関係者による協議によって運営方針が決定されていることは、トラブルを未然に防ぎ、安定的な運営を続けるためには欠かせません。

運営責任者が明確で公正な運営がされていることが大切です。


Q.5
運営団体の方針は多くの人が関わって決めていますか。
 山村留学は一年間という長期間の体験プログラムです。
 保護者の元を離れての生活が続きますので、運営責任者と直接会って話すことができたり、責任の所在がはっきりしていれば、万一のトラブルの際にも迅速な対応が期待できます。
 また、特定の人物のみの意見や方針で運営されるのではなく、複数の関係者による協議によって運営方針が決定されていることは、トラブルを未然に防ぎ、安定的な運営を続けるためには欠かせません。

運営責任者が明確で公正な運営がされていることが大切です。


Q.6
連絡相談窓口は設置されていますか。
 山村留学中は、保護者は期待と不安の中で子どもを見守ることになります。
 子どもの生活や心の様子、学校のこと、運営内容に対する疑問や要望など、些細なことも気軽に相談できる環境がなければ、子どもが安心して留学生活を続けるための、保護者と運営者の信頼関係が築き辛くなる可能性がありますし、運営の実態が外部に伝わり難く、不透明な運営に陥りやすくなります。

些細なことも気軽に相談できる窓口が必要です。


Q.7
運営団体はホームページ等で様々な情報を公開していますか。
 運営の透明性は、団体の信頼度といっても過言ではありません。
 例えば、財政状況が悪ければ年度途中での事業中止や次年度での廃止など、子どもや保護者の期待に応えられないケースが出るばかりではなく、金銭トラブルなどにも発展する可能性もあります。
 また、団体のメンバーにどのような人が関わっているのかも重要なポイントです。
 健全な運営は、健全な指導を生み、教育活動の充実に繋がっていきます。

情報を公開している団体は、それだけ運営の透明性が高く安心です。


Q.8
山村留学にかかる費用は明確になっていますか。
 山村留学は、保護者の費用負担によって運営されています。そのため、費用の詳細について、事前にしっかりとした説明があることが大切になります。
 例えば、月々の月謝以外にも、学校関係の費用や個人的な費用(通院や文具購入費など)がかかる場合がありますし、保護者が現地を訪れる際の旅費なども、想定しておく必要があります。
 費用面での疑問や不安を解消するためにも、不明な点は確認しましょう。

月謝以外にも費用が発生する場合があるので確認しましょう。


Q.9
保護者会は組織されていますか。
 山村留学は子どもだけのものではありません。保護者も運営に協力しながら、地域の人や同じ保護者同士と様々な交流を行っていく必要があります。
 そうした中では、全ての保護者が山村留学の趣旨を理解し、足並みを揃えて関わっていくことが大切です。そうすることによって一体感が生まれ、子どもの心の安定と統一された指導に繋がるからです。
 また、保護者会が組織されていると、保護者同士の悩みを共有するなど、一人では解決できない問題に対して、様々な人の意見を取り入れながら対処することができます。

保護者の一体感こそが山村留学をより充実させる鍵になります。


Q.10
留学を終えた後の同窓会組織はありますか。
 多くの山村留学を終えた子ども達が、留学地に対して親しみと愛着を感じています。これは一年間という長期の生活体験があるからです。また、留学生同士の繋がりも強く、大人になっても様々な交流に発展する可能性を多く含んでいます。
 同窓会を組織している運営団体では、留学を終えた活動をサポートする体制があるため、一時的な交流ではなく将来に渡っての交流となり、都市農山漁村交流や生涯学習の観点からも望ましいことといえます。

子どもの心の故郷となり、山村留学地との繋がりは留学を終えても続きます。


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